(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月19日、(独)科学技術振興機構(JST)と相互協力協定を同日締結したと発表した。
JAXAは、日本の航空宇宙開発を担う内閣府、文部科学省などが共管する独立行政法人。一方、JSTは、科学技術情報の収集と提供のため1957年に発足した日本科学技術情報センター(JICST)を前身とする文部科学省所管の独立行政法人で、国の「第4期科学技術基本計画」に沿って生命科学、ナノテクノロジー、材料、情報、通信などの分野の研究開発に力を入れている。
今回の協定は、独創的な研究開発の創出、実用化開発の加速化、国民への開発成果の効果的な展開などを一層促進するため、研究開発資源の活用や情報交換などの面で相互の連携と協力をより円滑かつ効果的に行えるようにするのが狙い。
協定は、①有望な研究課題・成果の発掘および推進・展開に向けた協力、②宇宙航空分野の研究開発成果の社会実装に向けた協力、➂青少年教育の促進、研究開発成果のアウトリーチの促進に係る協力、などを積極的に進めるとしている。