(独)国立環境研究所は上智大学との連携講座「環境科学特別講座―研究最前線からの報告―」を東京・紀尾井町(千代田区)の同大学キャンパスで開講する。これは、環境科学に関する最新状況を学生や一般市民に解説することを狙いに、平成18年度から行っているもの。開催は10月12日、11月16日、26年1月11日、1月18日で、13講座を開設、1講座だけでも複数講座の聴講もできる。時間は、各講座とも午後1時30分、同3時15分、同5時開始で各90分。1月18日の最初の講座のみ午前11時開始。講座の日程・内容は、▽10月12日:テーマ「気候変動と低炭素社会」=「温暖化はこうして起こる」、「温暖化で地球はどうなる」、「低炭素社会の実現に向けて」▽11月16日:テーマ「災害と環境」=「災害廃棄物と放射能汚染廃棄物」、「環境中に放出された放射性物質の動き」、「地域環境資源を活かす被災地復興にむけて」▽1月11日:テーマ「国境を越えたアジアの環境問題」=「東アジアにおける広域大気汚染」、「メコン川のダム開発と魚類への影響」、「アジアと日本とごみ」▽1月18日:テーマ「生物・健康への影響」=「サンゴ礁の過去、現在、未来」、「生物多様性の崩壊と人間社会」、「環境化学物質の発ガン性とそのリスク評価」、「遺伝子の働きから見た環境と人の健康との関わり」など。参加費は無料。定員は各講座とも先着200人。事前登録が必要で、申し込みは登録フォームから。問い合わせは、同研究所企画部研究推進室(TEL029-850-2305)へ。
No.2013-33
2013年8月19日~2013年8月25日