内閣府主催の「第11回産学官連携功労者表彰」で、国土技術政策総合研究所(国総研)と(独)防災科学技術研究所が中央大学とともに「高性能レーダ(XバンドMPレーダ)によるゲリラ豪雨のリアルタイム観測の実現」で「国土交通大臣賞」を、(独)産業技術総合研究所が富士電機(株)、(株)アルバックとともに「産学垂直連携・共同研究体『TPEC』の創成」で「日本経済団体連合会会長賞」をそれぞれ受賞した。
内閣府が8月19日、発表した。
この表彰は、平成15年度から毎年実施されているもので、「内閣総理大臣賞」をはじめ11の賞が現在設けられている。
国総研などの「国土交通大臣賞」受賞は、局所的な雨量をほぼリアルタイムで観測できる雨量観測網を官と学の連携で技術開発し、実用化したことが評価された。
一方、産総研などの「経団連会長賞」受賞は、シリコン・カーバイド(SiC)半導体製品の開発を総合的に加速する新しい民活型共同研究体組織として「つくばパワーエレクトロニクスコンステレーション(TPEC)」をつくば市(茨城)の産総研内に官と産の連携で創設したことが評価されたもの。現在、TPECには、30の企業と、SiC半導体研究に高い研究ポテンシャルを持つ9つの機関が参画している。
No.2013-33
2013年8月19日~2013年8月25日