トンネルの「うき・はく離」新検知技術の選考結果を発表
:国土交通省/国土技術政策総合研究所

 国土交通省と同省の国土技術政策総合研究所(国総研)は8月21日、一般から公募した道路トンネルの内面を覆っているコンクリートの「うき」、「はく離」を検知する新技術の選考結果を発表した。
 道路トンネルでは、2年から5年に1回、定期点検が行なわれている。その際重視される一つがトンネル内壁面の「うき」と「はく離」の発見。現在、その発見は、目視と打音検査で行なわれているが、高所作業車が必要で交通規制を伴うという難点があることから、より効率的・効果的な新点検方法を公募したもの。
 発表によると、選ばれたのは、▽走行式トンネル壁面うき・はく離疑義箇所点検システム▽「HIVIDAS(ヒビダス)」▽画像から自動抽出したクラック分析によるうき・はく離の検知▽走行型高速3Dトンネル点検システム「MIMM(ミーム)」▽遠隔計測技術を活用した覆工(ふっこう)コンクリートのうき・はく離検査の5技術。
 国交省と国総研は、国道を使ってこの5技術の試行を10月頃までかけて行い、12月頃その評価結果を公表するとしている。

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