(独)国立環境研究所は7月16日、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)と「生物多様性の保全の推進に関する連携・協力に関する基本協定」を結んだと発表した。
IUCN-Jは、国際的な自然保護団体「国際自然保護連合(IUCN)」の活動に協力する日本の組織として1980年に作られ、外務省、環境省、民間20団体がメンバー。
今回の協定は、2010年に名古屋市で開催された「生物多様性条約第10回締約国会議」で採択された世界共通の行動計画「生物多様性戦略計画 2011~2020」が世界的な重要課題となってきていることから、同計画の実現に向け環境研とIUCN-Jが連携・協力することで合意し、締結したもの。
「生物多様性戦略計画2011~2020」は、2020年までに達成すべき生物多様性保全のための戦略目標として20の個別目標を定めている。今回の協定は、その戦略目標達成に向けて、(1)研究成果、科学知見の交流(2)国内外の動向についての知見の交流―などを進めていく、としている。
協定の期間は、7月16日から2年間。その後も更新していくとしている。
No.2013-28
2013年7月15日~2013年7月21日