大豆畑の帰化アサガオを防除するマニュアル公開
:中央農業総合研究センター

帰化アサガオ類。写真上がマルバルコウ、下がアメリカアサガオ(提供:中央農業総合研究センター)

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは4月12日、東北地方以南の大豆畑で問題となっている帰化雑草(外国から侵入した雑草)の一種「帰化アサガオ類」の防除技術を開発、その防除マニュアルを公開したと発表した。
 帰化雑草は、人為的な手段で持ち込まれた植物のうち、野外で生育するようになった植物のこと。その一つ、帰化アサガオ類は、つる性の熱帯産帰化雑草で、発生期間が長いことから大豆畑に侵入すると防除が難しく、たちまち増殖し、大豆に絡み付いて収穫量の激減や品質の低下を招くなど甚大な被害をもたらし、東北地方から南の大豆産地では対応に悩まされている。
 今回の防除技術開発は、農林水産省の委託プロジェクトとして行ったもので、効果的な防除ツールの特徴とそれらを組み合わせた防除体系の事例を詳しく解説したマニュアルを同センターのホームページで公開した。
 ホームページのアドレスは、
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/pamphlet/tech-pamph/046256.html
 同センターは、併せてこのマニュアルを印刷した冊子を農水省の各地方農政局、都道府県を通じ配布することにしている。

詳しくはこちら