(独)産業技術総合研究所は11月19日、ベルギーの「インター・ユニバーシティー・マイクロエレクトロニクス・センター(IMEC)」とナノテクノロジー、エレクトロニクスなどの分野の協力を推進する包括的研究協力覚書(MOU)を締結したと発表した。
　産総研は、つくば市(茨城)で(独)物質・材料研究機構、筑波大学と共に産業界の協力も得て世界的なナノテク研究拠点「つくばイノベーションアリーナ(TIA)」の形成を目指している。
　一方、IMECは、ベルギー西部のフランドル地方の自治体、大学、産業界の支援を受けて設立されたマイクロエレクトロニクス分野の非営利研究機関。半導体技術、先端的な要素デバイス(素子)、機能システムチップの世界的研究拠点として知られる。
　今回のMOUは、これまで行ってきた人材交流や情報交換からさらに一歩進めてナノテクノロジー・エレクトロニクス分野の共同研究にまで進むことを目指し締結された。今後、産総研とIMECは、具体的な協力と連携活動に関する協議に入る。

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