(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月18日、小惑星探査機「はやぶさ」が大気圏に突入して燃え尽きる直前に写した地球の画像をきれいに修整して公開した。 「はやぶさ」は、7年に及ぶ宇宙の旅を終えて去る6月13日午後7時51分(日本時間)に無事試料カプセルを分離し、午後10時51分頃大気圏に再突入して消滅した。 公開した地球画像は、試料カプセル分離から大気圏再突入までの3時間の間に撮影された。 「はやぶさ」は、試料カプセルを分離する際の衝撃で姿勢が大きく傾いたが、地上からの遠隔操作で姿勢を直すことができ、小惑星「イトカワ」をとらえ自らの航行する方向を決めるのに使ってきた航法用カメラを地球に向け撮影に成功した。 「はやぶさ」から同機構の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島)に届いた地球画像は、白い筋が多数入った状態のものだったが、画像処理の結果アラビア半島などがはっきりと分かるまでになった。 詳しくはこちら |  |
「はやぶさ」から送られてきた地球画像(修整後)(提供:宇宙航空研究開発機構) |
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