障害者向けの住環境モデルを開発
:産業技術総合研究所/国立障害者リハビリテーションセンター研究所など

 (独)産業技術総合研究所は5月26日、国立障害者リハビリテーションセンター研究所、(株)ミサワホーム総合研究所と共同で、障害者向けの住環境モデルを開発したと発表した。
 在宅で自立・自律した生活が困難な障害者を支援することを目的に、厚生労働省の「障害者自立支援機器等研究開発プロジェクト」の一環で開発した。[1]歩行困難な肢体(手足)不自由者を支援する住環境モデル、[2]脳卒中後遺症による脳機能障害者に対する住環境モデル、[3]視覚障害者を支援する住環境モデル、の3システムからなり、障害者一人ひとりに合わせた住環境が構築できるという。
 同研究所は、既存の福祉機器も組み合わせてさらに利便性を高めていくことにしている。
 また、この成果を組み込んだ障害者に合わせた次世代の住宅モデルをミサワ総研などが中心になって開発していく予定。
 国立障害者リハビリテーションセンター研究所を中心に障害者の意見を開発者側に反映できるようにする研究開発システムも今後新たに構築する計画という。
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