(独)物質・材料研究機構(NIMS)は4月28日、同機構が開発した超合金などの耐熱材料の普及と実用化を図る目的で同機構発の「NIMSベンチャー企業」として設立した「株式会社超合金」が本格稼動を開始したと発表した。
同社が設立されたのは、2009年9月。資本金は、100万円で、つくば市(茨城)の同機構内に事業所、龍ヶ崎市(同)に本社をそれぞれ置いている。同機構から各種超合金のライセンス供与を受けて要望の多い高温特性試験用の丸棒、板などを製造し、国内外の企業・大学・研究機関などに供給することを目指している。
このほど、超合金の製造設備などが完成し、製造・販売を開始したもの。製品は、鋳造超合金素材、鍛造超合金素材と、同機構が研究開発の過程で開発した材料評価装置。将来的には、耐熱材料全般の学術的・技術的コンサルティング事業も行う計画という。
問い合わせは、同機構広報室(TEL029-859-2026)へ。
No.2010-17
2010年4月26日~2010年5月2日