(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月29日、高知県と共同で同機構の陸域観測技術衛星「だいち」を地震や風水害などの防災分野に利用するための防災利用実証実験を行う協定を同県と結んだと発表した。
同機構は、この協定調印に先立ち、三重県とも「だいち」を防災に使うための同様の協定を3月25日に結んでいる。
協定では、高知県で発生する河川の氾濫や土砂災害などに「だいち」の観測データを利用する方法を両者で見つけると共に、今世紀前半にも発生する恐れがあると心配されている東南海・南海地震に対応するため「だいち」からの情報と既存の防災情報の両方を効果的に活用する方法の検討を行う、としている。
協定の期間は、平成23年3月31日までで、両者のいずれかから解約の申し出がない限り1年間延長するとなっている。
No.2010-13
2010年3月29日~2010年4月4日