(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月12日、同機構の陸域観測技術衛星「だいち」搭載の高性能可視近赤外放射計を使ってブータン東部の森林火災発生地域を緊急観測し、撮影した画像を公開した。 中国とインドに接するブータンでは、3月初旬に首都ティンブーから180km余り離れた東部で大規模な森林火災が発生した。今回の「だいち」による緊急観測は、3月11日に行われ、焼失範囲が民家近くにまで迫っていることなどが判明した。 右の画像は、「だいち」が捉えた火災発生地域の3月11日の状況。5km四方を写した画像で、黒く写っている部分は焼失した山の斜面。なお燃え続けていることを示す白煙が2ヵ所から立ち昇っている。 同機構は、撮影した画像をブータン王立大学に提供した。
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