1km四方ごとの農作物の栽培面積が分かるシステムをネット上で公開
:農業環境技術研究所

 (独)農業環境技術研究所は2月9日、1km四方のメッシュ単位で農作物の栽培面積が一目で分かる閲覧システムをインターネット上に公開したと発表した。
 このシステムは、「農業統計情報メッシュデータ閲覧システム」と呼び、農林水産省の「農林業センサス(農林業調査)」の作物栽培面積データなどを使って1kmメッシュ単位で全国の農作物の栽培面積を算出、地図化したもの。
 同研究所では、「このシステムを利用すれば農業に由来する窒素やリンの水質への影響、土壌浸食の危険性、農地のCO2(二酸化炭素)蓄積機能などをこれまで以上に高い精度で推定できる」といっている。同研究所のウェブサイト(http://www.niaes.affrc.go.jp/ )にアクセスすればだれでも閲覧できる。
 農林業センサスデータは、農水省が5年ごとに調査・公表している市・町・村・集落の単位で集計された統計情報。そのデータベースには、1970~1995年まで5年ごとのデータが入力されているので、耕地面積の経年的な変化を1km四方単位で見ることもできる。

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