(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月20日、次世代の衛星測位技術の確立を目指して平成22年度に打ち上げる「準天頂衛星」初号機の愛称を「みちびき」に決めたと発表した。一般から応募のあった11,111件の中から選んだ。 人工衛星を使った位置情報サービス(測位サービス)は、カーナビやGPS(全地球測位システム)機能を搭載した携帯電話の普及で、今や不可欠になっている。しかし、日本の都市部は、高い建物が多いためGPSの信号が遮られることによる測位精度の劣化がたびたび起こる問題を抱えている。 これを解決しようと同機構が開発に取り組んでいるのが準天頂衛星システム。天頂とは、真上のことで、複数の衛星の内の1基が常に日本の天頂付近にあるようにし、既存のGPSと組み合わせてビルや山などの影響のない高精度な測位サービスを日本全国どこでも受けられるようにすることを目指している。 初号機の愛称「みちびき」には、「正確な場所に“みちびく”、未来の新しい社会へ“みちびく”」などの意味が込められている。 平成22年度に打ち上げる初号機は、GPSの補完・補強に関する技術実証・利用実証を行うのが目的。その評価を待って、初号機を含めた3基体制の準天頂衛星システムを構築する計画。 準天頂衛星初号機は、すでにシステム試験に入っており、8月に同機構の種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)から打ち上げられる予定。 詳しくはこちら |  |
| 準天頂衛星初号機の宇宙での想像図(提供:宇宙航空研究開発機構) |
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