(独)産業技術総合研究所は1月19日、京都大学と連携協力協定を締結したと発表した。「学」の中核に位置付けられる京大と、「学」の成果を「産」に橋渡しする位置にある同研究所の連携による相乗効果で、研究成果の実社会への貢献を加速させるのが狙い。
同研究所と京大は、現在、国の「次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発プロジェクト」、「革新型蓄電池先端科学技術基盤研究事業」を共同で実施している。
今回の協定締結で、今後は[1]環境・エネルギー分野の共同研究、[2]医工融合研究分野の共同研究、[3]国際連携および産学官連携・人材育成、などでの協力を推進する。
環境・エネルギー分野では、画期的な蓄電池・燃料電池・太陽電池などのエネルギーシステムや省エネルギーデバイスの研究開発を連携して行う。同研究所側はユビキタスエネルギー研究部門、太陽光発電研究センターが、京大側は工学研究科、エネルギー理工学研究所などが中心になって協力する。
医工融合研究分野の共同研究では、京大が持つ臨床現場の真のニーズに基づき、相互の特徴を活かした診断と治療の研究を遂行する連携体制を構築する。
また、国際連携および産官学連携・人材育成などの協力では、アジア地区向けの新エネルギー技術開発と人材育成を目的に連携活動を推進する。
両機関は、産業界の協力を得ながら効果的な共同事業を策定し、共同研究・連携事業の展開を通じてイノベーションシステムの構築や産業競争力の強化に寄与したいとしている。
No.2010-3
2010年1月18日~2010年1月24日



