情報収集衛星搭載し「H-IIA」ロケット19号機を8月末打ち上げ
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月18日、同日開かれた宇宙開発委員会に、「H-IIA」ロケット19号機を8月28日午後、同機構の種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)から打ち上げると報告した。
 搭載する情報収集衛星「光学4号」の所定軌道投入を目指す。H-IIAロケットの打ち上げ業務そのものは、平成19年4月の13号機から三菱重工業(株)に移管されており、JAXAは打ち上げに関する安全監理業務を行っている。
 我が国の情報収集衛星は、平成15年からH-IIAロケットで打ち上げられており、地表を光学的に画像撮影する「光学衛星」と、夜間などにレーダーを使って画像を得る「レーダー衛星」がある。この2種の衛星を1機づつペアにして2組(合計4機)体制で運用する計画だが、レーダー衛星の故障などで光学衛星とレーダー衛星のペア2組体制はまだ実現していない。
 今回打ち上げの「光学4号」は、平成18年9月にH-IIAロケット10号機で軌道に乗せた「光学2号」が5年とされる設計寿命に近づいていることから、その代替機になる。

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