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夏休みは、流れ星を見るチャンス! ペルセウス座流星群をマーク!

(2016年7月15日)

  あなたは、流れ星を実際に見たことがありますか? 

   都会の空は明るく、高い建物にじゃまされて見える夜空が限られるので、よほど運が良くなければ流れ星を見ることはできません。

   夏休みは、海辺や高原などに出かけることが多いので、流れ星を見るチャンスです。街明かりのない暗いところで、空が晴れていれば、流れ星は毎晩見ることができます。「ウソー!?」と思うでしょう。本当です。

   月の出ていない日に真っ暗なところで、地面にビニールシートをしいて寝ころがり、空を見上げてみましょう。一時間くらい見続ければ、いくつか流れ星を見ることができます。(子どもだけでは危険です。必ずおうちの人と、安全な場所で見てください!)

 「流星群」といって一年のうちのある決まった時期に、空の決まったところから、ふだんより多くの流れ星が飛び出してくるように見えることがあります。

   夏休みの時期には、みずがめ座δ(デルタ)流星群(7月28日の前後数日間)と、ペルセウス座流星群(8月12~13日の前後数日間)があります。中でもペルセウス座流星群は、 毎年ほぼ確実に、たくさんの流れ星が現れることで知られています。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに「三大流星群」と呼ばれています。

   流星群についての詳しい情報は、国立天文台など天文関係のホームページに出るので、ぜひ見てみたいという人は、参考にしましょう。

   ではどうして、毎年決まった時期に流星群が見られるのでしょうか? 流れ星は、細かいちり(ダスト)が、地球をとりまく空気の層に飛びこんできて、空気との摩擦(こすれ合うこと)で燃え、強い光を出すものです。宇宙空間には、こうしたちりがうかんでいますが、ほうき星とも呼ばれる彗星が通ったあとには、とくにたくさんのちりが残っています。

   なぜかというと、彗星の正体は岩や氷のかたまりで、太陽に近づくと本体からガスやちりが吹き出すからです。彗星が長い尾を引くように見えるのは、そのためです。

   このちりが取り残されたところを、地球は毎年ほぼ同じ時期に通ります。そのとき、ちりが空気の層につぎつぎに飛びこんできて、たくさんの流れ星が見えるのです。8月に「ペルセウス座流星群」になるちりを残していくのは、スイフト・タットル彗星です。この彗星は、約130年かけて太陽のまわりを回っています。

 

上浪 春海(うえなみ はるみ)
大学は文系だが、子どものころから理科が好き。1980年ごろから今日まで、科学雑誌や図鑑、絵本、Webコンテンツなどで身近な科学や最新科学の紹介記事を書いてきた。専門用語をなるべく使わず、誰もがわかりやすい、面白いと感じてくれるような文章を心がけている。