(独)産業技術総合研究所は6月22日、平成21年度補正予算で実施する「若年研究人材の正規就業支援事業」の概要を発表した。
この事業は、博士号取得者(ポスドク)など若年研究人材を同研究所が一定期間契約職員として雇用し、その間に研修や訓練を行って能力アップ、スキルアップをはかり正規就業につなげようというもので、募集するのは「産総研イノベーションスクール」と「専門技術者短期育成事業」。共に雇用期間は、平成22年3月31日まで。
産総研イノベーションスクールは、優れた研究能力を持つポスドクを、より広い視野と異分野の専門家と協力するコミュニケーション能力や協調性を持った人材に育て上げようという事業で、募集するのは100人程度。博士号を取得してから7年以内の人が対象。雇用者には、月額35万~40万円の給与が出る。
もう一方の専門技術者短期育成事業は、分析、解析、実験技術などの研究支援技術・スキルを持った若年技術者(高専・短大卒以上)を同研究所内の産学協同研究プロジェクトや専門研修などによってより高い技術レベルの専門技術者に育てる事業で、募集するのは200人程度。雇用者には、月額24万円の給与が出る。
公募の受付は、7月15日まで(但し、定員になり次第受付終了)。問い合わせは、同研究所企画本部能力開発担当(TEL 029-862-6084)へ。
詳しくはこちら
No.2009-25
2009年6月22日~2009年6月28日