(独)物質・材料研究機構は4月15日、高効率火力発電所向けに最近開発された発電ボイラー用ステンレス鋼管のクリープデータシートを発行したと発表した。
高温下で、金属材料に荷重をかけると、時間と共に徐々に変形が起こる。この変形現象をクリープと言い、同機構が知的基盤の充実に向けた取り組みの一環として発行しているクリープデータシートは中立的な立場で厳しい試験規格に従ってデータの取得を行っていることから国内はもとより国際的にも高く評価されている。
今回発行したのは、高効率火力発電所向けに最近開発された発電ボイラー用ステンレス鋼管「火SUS304J1HTB(18Cr‐9Ni‐3Cu‐Nb‐N)」のクリープデータシートで、クリープ破断データ、高温引っ張りデータ、受け入れ材の光学顕微鏡写真などが記載されている。
No.2009-15
2009年4月13日~2009年4月19日