「H-IIB」ロケット第1段エンジンの燃焼試験を実施
:宇宙航空研究開発機構/三菱重工業

 (独)宇宙航空研究開発機構と三菱重工業(株)は4月16日、次世代の主力ロケットとして開発中の「H-IIB」ロケット1号機の第1段エンジンの燃焼試験を三菱重工業の田代試験場(秋田)で行い、同日その試験結果を発表した。
 H-IIBロケットは、液体水素と液体酸素を推進薬とする2段式ロケットで、1段目に2基のエンジン(LE-7Aエンジン)を並列に搭載し、同時に燃焼させることによって推力を上げる方式を取っている。H-IIBロケット1号機の2基の第1段エンジンの内の1基は、すでに同機構種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)の発射台での燃焼試験に移っており、今回の試験は残る2基目の第1段エンジンの2回目の燃焼試験。
 燃焼は、所定の50秒間続き、液体水素・液体酸素を送り出す両ターボポンプの回転数も共に計画範囲内に収まるなど良好な試験結果が得られたとしている。

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