(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センターは、9月13日午前9時半から、つくば市(茨城)の「食と農の科学館」で「中央農研市民講座」を開催する。今回の演題は「カメムシの”におい”の不思議」。講演終了後、約30分の予定で作物見本園のガイドが行われる。カメムシは、「臭いを出す虫」として知られるが、稲や野菜、果物などに被害を与える農業害虫でもある。成虫は、飛ぶ力が強く農薬を散布しても何処かへ逃げてしまい十分な防除法がないのが実情だが、臭いの主成分がフェロモン(誘引物質)であることから、フェロモンを農薬として利用する研究が進んでいる。講演では、そのカメムシのフェロモンの不思議な働きについて紹介する。参加は無料(申し込み不要)。問い合わせは、同センター情報広報課(TEL 090-2460-0423)へ。
No.2008-31
2008年8月11日~2008年8月17日