筑波大学は7月31日、大子町(だいごまち・茨城)と連携協定を締結することになった発表、8月7日調印した。
大子町は、日本三名瀑の一つ「袋田の滝」、清流を誇る久慈川、名峰八溝山・男体山などの美しい自然環境に恵まれた観光地であると同時に、お茶やこんにゃく、そばなどの産地として知られる。
しかし、一方で、若者を中心とした人口の流出や少子・高齢化の進行といった問題を抱えている。
今回の協定は、大子町が抱える課題に対し、筑波大の研究成果などを有効に活用して、活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展を図ろうというもの。
具体的には、小中学校生の想像力・思考力を高めるための新しい教育手法の共同研究を実施し、「出前講座」、「親子セミナー」などを行う。また、廃校になった大子町の小中学校の校舎を筑波大の教育研究拠点として利用し、学者村、フィールドワーク拠点、蔵書館にすることなども計画されている。
No.2008-30
2008年7月28日~2008年8月3日