(独)産業技術総合研究所は7月1日、JR名古屋駅の近くに産学官連携の拠点「名古屋駅前イノベーションハブ」を同日開所したと発表した。略称を「名駅前(めいえきまえ)イノベ」といい、同研究所の中部センターをはじめ名古屋工業大学、豊橋技術科学大学、(社)中部経済連合会、(財)ファインセラミックスセンターなど7機関が参画した委員会が運営する。中部地域に複数機関共同による産学官連携拠点ができたのははじめて。
国の地域活性化統合本部は、昨年11月「地域再生戦略」を発表し、地域イノベーションによって新事業・新産業を創出するよう求めている。オープンした「名駅前イノベ」は、中部地域に集積するイノベーションを担う関係機関が相互の連携を拡大・深化させて強固なネットワークを形成することを目指すもので、参画機関が持っている研究開発資源を活用しながら常駐のコーディネーターが技術開発、新事業、実用化、起業などに関するコンサルティングや技術指導、支援制度の紹介などを行う。
「名駅前イノベ」の所在地は、〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-25-17三喜ビル7階(TEL 052-583-6454)。
No.2008-26
2008年6月30日~2008年7月6日