バイオガス燃料の自動車への適応性を調査:土木研究所/北海道開発局ほか

 (独)土木研究所は6月30日、北海道開発局などと共同で、生ごみから得たバイオガスをCNG(圧縮天然ガス)車の燃料に使いその適応性などを確認する調査を同日から開始すると発表した。
 北海道開発局は、2007年度から家畜の排泄物などから得たバイオガスを「バイオガス精製圧縮充填装置」で精製し、ガスボンベなどに充填して農耕用トラクター・CNG車・家庭用の燃料などに多角的に利用する実証試験をスタートさせている。
 バイオガスは、原料の生ごみなどの有機物がCO2(二酸化炭素)を吸収する植物を起源としているため、バイオガスの燃焼で生じるCO2は再び植物に吸収され「カーボン・ニュートラル」になることから実用化が待たれている。
 今回の調査は、「生ごみバイオガス燃料のCNG車適応性等調査」と呼ばれ、生ごみメタン発酵施設を持つ滝川市(北海道)がバイオガスを供給、北海道開発局が精製バイオガスを燃料にしてCNG車の走行を一定期間行い、土木研究所がバイオガスの精製とCNG車への適応性などの調査を担当する

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