アフリカ開銀と人材育成・研究協力で覚書を締結:筑波大学

 筑波大学は5月28日、アフリカ諸国への高等教育・科学技術分野の人材育成・研究協力を推進するためアフリカ開発銀行と覚書を締結したと発表した。アフリカ開発銀行が日本の大学とこの種の覚書を交わすのはこれが初めて。
 筑波大は、これまでもアフリカ開銀の本部があるチュニジアのチュニス市に拠点を設けて北アフリカ地域との学術・人材交流を行ってきたが、より協力を積極化しようとこのほど第4回アフリカ開発会議に参加のため来日した同銀行のカベルカ総裁と同大学の岩崎洋一学長が同日覚書に署名した。
 アフリカでは、高等教育・科学技術分野の人材育成が重要な課題になっている。アフリカ開銀は、経済インフラだけでなく教育の分野でも豊富な情報と経験を持ち、筑波大との連携に大きな期待をかけている。覚書では[1]人材の育成[2]共同研究、共同フォーラムなどの開催[3]研究・教育に関する知識・情報の交換[4]科学技術分野の南・南協力の推進―を行うとしている。

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