農環研が世界の穀物と環境問題でシンポジウム

 (独)農業環境技術研究所は、6月5日午後2時から東京・大手町の東京サンケイビルで「穀物の争奪戦が食卓を襲う―世界の穀物と環境問題」をテーマに「第31回農業環境シンポジウム」を開催する。今回は、食糧・環境問題の世界的権威として知られる米国のレスター・ブラウン氏(アース・ポリシー研究所長)が基調講演を行う。同氏は、農業環境技術研究所の名誉顧問でもあり、心配される世界の食糧危機に立ち向かうための「プランB 3.0」を提言している。その提言について講演(逐次通訳付)する。シンポジウムでは、穀物をめぐる世界の食糧事情、中国の農業事情と環境問題、農地の拡大が可能な唯一の国とされるブラジルの農業事情と環境問題について多角的に議論する。参加は無料(要参加登録)。定員は600人。問い合わせは、同研究所広報情報室(TEL 029-838-8191)へ。