宇宙から帰還した土井さんらがつくば市で市民向け報告会を開催

 米国のスペースシャトル「エンデバー」に搭乗して日本実験棟「きぼう」の船内保管室を国際宇宙ステーション(ISS)に取り付ける作業にあたった宇宙飛行士の土井隆雄さんらが5月14日、つくば市(茨城)の(独)宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センターで市民向けの報告会を開いた。
 報告会には、土井さんのほかドミニク・ゴーリ船長ら共にフライトした5人の宇宙飛行士も出席、市民ら約150人が参加した。
 報告会では、高度約350kmで地球を周回するISSに、「エンデバー」のロボットアームを使って日本から運んだ「きぼう」の船内保管室を取り付ける作業の様子が映像で紹介され、土井さんは「船内保管室をシャトルから出す時、壁との隙間が10cmしかなく難しかった。これが最も緊張した瞬間だった」と振り返った。
 日本実験棟「きぼう」は、スペースシャトルで3回に分けて打ち上げ、ISSに取り付けられる。

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