合金鋼とチタン合金の疲労特性データシートを発行:物質・材料研究機構

 (独)物質・材料研究機構は5月16日、機械構造用合金鋼と、チタン合金の両疲労特性データシートを発行したと発表した。
 同機構は、中立的な立場でJIS(日本工業規格)などの試験規格に従った信頼性の高いデータを30年以上にわたって公表し続けている。今回のデータシートもその一環にあたり国内外の約660機関(国内460、海外200)に配布される。
 高速回転する機械などに使われる高強度鋼では、1,000万サイクルを越える領域での疲労破壊が問題になる。今回の機械構造用合金鋼の疲労特性データシートは、3年かけて取得した100億サイクルの疲労特性を明らかにしている。
 また、チタン合金は、航空機や軽量で高強度が必要な機械・部品に多く使われているが、チタン合金疲労特性データシートも100億サイクルの疲労特性を収録している。

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