(独)宇宙航空研究開発機構は1月10日、昨年9月に打ち上げた月周回衛星「かぐや」の実物大試験機(熱構造モデル)をつくば市(茨城)にある同機構筑波宇宙センターの展示室に設置し同日から一般公開したと発表した。 新たに展示品に加わった「かぐや」の試験機は、打ち上げ時の衝撃や宇宙空間の温度環境に耐えられるかを地上でテストするために作られたもので、大きさは現在月の上空約100kmの軌道を回っている実機と同じ縦、横2.1m、高さ4.8m。重さは、燃料などを外した分実機より軽く約2t。 試験機の横には、大型テレビがセットされていて「かぐや」のハイビジョンカメラで撮影した月面や地球の映像を見ることもできる。見学は無料。問い合わせは、同センター見学案内事務所(TEL 029-868-2023)へ。
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