コンバインの稼動効率上げる新機構を開発:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月4日、コンバインの稼動効率を上げる新機構を開発したと発表した。
 水稲の生産コストを下げるには、コンバインの稼動効率向上が必要といわれる。中でも課題とされているのが「湿材」と呼ばれている朝露や夜露などに濡れた状態の水稲の収穫で、脱穀負荷の急増と異物を別ける選別性能の低下によって効率的な作業ができず困っている。
 今回開発された新機構は、湿材でも円滑な収穫作業を可能とするもので、脱穀に要する動力を低減する「送塵弁開度制御機構」と撥水加工を施した「揺動選別機構」の2つ。この新機構を既存のコンバインに装備することで稼動時間を30%以上拡大できるとしている。

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