(独)産業技術総合研究所は7月9日、中小企業やベンチャー企業が開発した検査・計測機器を同研究所と共同研究として実証試験などを実施する支援事業を始めると発表した。7月末まで課題を募集し、8月中に選定、9月中に共同研究契約などを結び、事業を開始する。
この支援事業は、経済産業省が公募した「中小・ベンチャー企業の検査・測定機器等の調達に向けた実証研究事業」に産総研が応募して、採択された。中小企業やベンチャー企業が開発した高度な検査・計測機器が「納入実績がない」、「実用に耐えないのでは」などの理由で販路が拡大できていない現状を打破するため、公的機関による共同研究を通じた実証試験とその結果のPRなどを行うことにより、機器の調達促進を図るのが狙い。
No.2007-27
2007年7月9日~2007年7月15日