多収穫で、病気にも強い「はと麦」の新品種を開発
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は6月19日、多収で葉枯病(はがれびょう)に強い「はと麦」の新品種を開発したと発表した。
 はと麦は、お茶の原料や雑穀米の材料として使われ、近年の健康食ブームから国内産の増産が求められている。しかし、これまでの国産の品種には、収量性が劣る弱点があった。新品種の名は「あきしずく」。同機構の九州沖縄農業研究センター(本所:熊本・合志市)が開発した。
 「あきしずく」は、現在広く栽培されている品種の「はとむすめ」などとほぼ同じ「中生(なかて)種」(成熟の時期が早くも遅くもない中間の品種)で、[1]従来の品種に比べ2~3割多収になる、[2]北関東以南の広い地域に適している、という。

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