「新燃料自動車技術研究センター」を設立
:産業技術総合研究所

 (独)産業技術総合研究所は4月2日、同研究所のつくばセンター(茨城・つくば市)に「新燃料自動車技術研究センター」を設立したと発表した。
 自動車用の革新的な新燃料の製造・燃焼技術、燃費・排出ガス対策技術、および計測評価技術の確立と規格化・標準化を推進し、新燃料の利用促進を図るのが目的。国内外の研究者の受け入れや、国際共同研究の実施など人材育成にも力を入れる。
 世界的なエネルギー需要の急増と、それに伴う石油の供給不安が懸念され、石油を燃料としない自動車の開発が求められている。このため、同研究センターでは、産総研がこれまで研究してきた先駆的な個別技術を統合して自動車用新燃料の製造技術開発と新燃料を使う自動車の革新的技術開発を行い、その普及に不可欠な新燃料の規格化・標準化を関連業界と連携して推進する。
 また、自動車の燃費向上と排出ガスのクリーン化をはかるため、エンジンの燃焼方式や、高性能排出ガス浄化技術などの革新的な自動車技術の開発を自動車業界と連携しながら産学官一体で進めるとしている。

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