(独)宇宙航空研究開発機構は4月4日、地球から約3億km離れた小惑星「イトカワ」への着陸に成功した探査機「はやぶさ」が「イトカワ」周辺を離れ地球帰還に挑むことになったと発表した。 2005年11月「イトカワ」に着陸した「はやぶさ」は、サンプル採取にチャレンジし離陸した後、燃料漏れと姿勢が不安定になるトラブルが発生して2007年6月地球帰還という当初予定を断念せざるを得なくなり、現在も「イトカワ」の近くを飛行している。 同機構が復旧作業を進めた結果、このほど地球に向け出発できるメドがついたもの。しかし、3基搭載している姿勢制御装置の内使えるのは1基だけなため、それが地球に戻るまでに故障する可能性もある。「楽観はできない」と同機構では見ているが、2010年6月の地球到着を目指すとしている。
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