無人機使い測量支援する「国土地理院ランドバード」発足
:国土交通省国土地理院(2016年3月10日発表)

 国土交通省国土地理院は3月10日、無人航空機(UAV:通称ドローン)を使った建設現場での測量を支援する「国土地理院ランドバード」体制を3月16日に発足させると発表した。これは情報化により建設現場での生産性を向上させるという国土交通省が進める「i-Construction(アイ・コンストラクション)」の一環として始めるもので、UAV技術者を育成し、測量への助言などを行う。また、同日に国土地理院内に「i-Construction推進本部」を設置する。

 「i-Construction」は、建設現場での生産性を向上させるために国土交通省が進める取り組み。測量・設計、施工、管理など一連の建設工程に情報化技術を駆使し、技能労働者1人当たりの生産性を5割アップさせることを狙っている。

 国土地理院ランドバードは、UAV技術者の育成のほか、i-Construction向けの測量への始動・助言、災害時には国土地理院自身が現場での撮影や測量を行う。

 また、推進本部でUAVが建設や測量現場で利用されることを目標に、公共測量に使用する際の標準的な作業マニュアル、安全基準の作成を進めるほか、UAVの安全な使用に関して測量業者などへの普及促進を行う。

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