(国)土木研究所は10月2日午前10時~午後6時、福岡市博多区の福岡県中小企業振興センターで「土研 新技術ショーケース2015 in 福岡」を開催する。この新技術ショーケースは、社会資本の整備・管理に携わる技術者を対象に、土木研究所が獲得した新技術を紹介し、個別の技術相談を行うもの。
プログラムは、基調講演「九州の自然災害に学ぶ ~九州発の防災対策~」(高橋和雄長崎大学名誉教授)に続き、▽調査・モニタリング技術:「ハイブリッド表面波探査技術」「斜面崩壊検知センサー」▽環境対策技術:「消化ガスエンジン」「道路景観向上手法に関する技術資料」▽特別講演「『温故知新』 特別史跡”水城”に1,350年前の先端土木技術を読む」(林重徳佐賀大学名誉教授)▽長寿命化技術:「タフガードクリヤー工法(コンクリート用透明表面被覆材)」「トンネルの補強技術(部分薄肉化PCL工法)」▽九州地方整備局の講演:「九州地方整備局における新技術への取組みについて」▽地盤改良技術:「コラムリンク工法(経済的に沈下と側方流動を抑制できる杭・壁併用型地盤改良工法)」「ALICC工法(低改良率セメントコラム工法)」などの講演が行われる。
また、講演技術や同研究所の新技術についてパネルなどで展示するほか、技術相談コーナーを設置する。特に、午後0時15分~同1時30分、同3時25~同3時45、午後5時~同6時の間は講演者あるいは開発者が技術相談を受ける。参加は無料。申し込みは、案内ページから。問い合わせは、同研究所技術推進本部(TEL029-879-6800)へ。