国土交通省国土地理院は8月21日、国土交通省が運営しているハザードマップポータルサイトに地方公共団体が公表している「大規模盛土造成地マップ」を掲載すると発表した。
ハザードマップは、自然災害の被害想定区域や避難場所、避難経路などを表示した地図。国交省は、「インターネットで日本中のハザードマップを“まるごと”閲覧できる」をキャッチフレーズに、市町村が作製している各種のハザードマップを一元的に閲覧できるハザードマップポータルサイトを設けており、その中に大規模盛土造成地マップを新たに加えることにしたもの。
阪神・淡路大震災や、東日本大震災などでは、滑動崩落と呼ばれる盛土の地滑り的変動が大規模な造成宅地で発生している。このため、都道府県や市町村は、大規模盛土造成地マップの作製を進め、公表している。
その公表されている大規模盛土造成地マップをハザードマップポータルサイトの「防災に役立つ地理情報」に掲載した。URLは、http://disaportal2.gsi.go.jp/hazardmap/mrd。
現在掲載されているのは、東京都、さいたま市(埼玉)、岡崎市(愛知)の3団体だけだが、他の地方公共団体についてもデータが準備でき次第、順次掲載していく予定だ。