筑波実験植物園が「クレマチス園」を公開

 (独)国立科学博物館の筑波実験植物園は、つくば市(茨城)天久保の同園内にある「クレマチス園」の特別公開を6月14日まで行っている。クレマチス園では、野生種と園芸品種およそ250種類1200株の多種多様な花が見られる。クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属に分類される植物の総称で、日本では、クサボタン、カザグルマ、ハンショウヅルなどの変種を含めて31種類が自生している。園内では、クレマチスの多彩な花の色が作られる仕組みなどを解説するパネルや写真の展示が行われているほか、5月10日午前11時からは、クレマチスの多様性や見頃のクレマチスなどを紹介する「クレマチス園ガイドツアー」(定員30人、予約不要)も開かれる。また、期間中、クレマチスの苗などの販売も行われる。開園時間は、午前9時~午後5時(入園は午後4時半)。月曜日は休園。入園料は、一般・大学生310円(高校生以下と65歳以上は無料)。なお、国際植物の日や国際博物館の日にちなみ、5月17、19日は無料で入園できる。問い合わせは、同植物園(TEL029-851-5159)へ。