磁気圏観測衛星「あけぼの」4月23日で26年超の運用終える
:宇宙航空研究開発機構(2015年4月23日発表)

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月23日、磁気圏観測衛星「あけぼの」が同日午後3時59分で運用を終了したと発表した。

 「あけぼの」は、日本で3番目の磁気圏観測衛星で、打ち上げられたのは1989年2月22日。以来オーロラの発光現象などを26年2カ月という長期にわたって宇宙から観測、地球を取り巻く磁気圏やオーロラ発生の仕組み解明など多くの成果をあげてきた。

 しかし、目標寿命1年を大幅に超える26年余にわたる長期間観測の継続で、観測機器の多くが放射線劣化により観測ストップとなり、衛星の電源系機器の劣化や高度の低下のために科学的成果を出せる十分な観測データが取得できなくなったため、運用を停止した。

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