畜産草地研が飼料用トウモロコシの栽培技術パンフレット

 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構の畜産草地研究所は、飼料用トウモロコシの栽培技術パンフレット「飼料用とうもろこしの作付け拡大に向けた新しい栽培技術<2014年度版>」を作成、ホームページで公開した。飼料用トウモロコシは、栽培に多くの労働力や機械力を必要とすることから、平成2年から18年にかけて栽培面積が減少してきた。平成18年の穀物価格の高騰で飼料用トウモロコシの重要性が見直されるきっかけとなった。北海道では、作付けが拡大しているものの、都府県では減少、労働力不足が原因の一つといわれている。北海道でも作付けの拡大、大規模生産に向けた、より効率的な生産が求められている。このパンフレットそうした効率的栽培に答えるもので、本文12ページ、▽不耕起播種や簡易播種技術などの省力的播種技術、▽寒冷地での安定栽培技術、▽赤かび病抵抗性の品種・系統の選定、▽土壌養分活用型の肥培管理技術など、作付け拡大を目指した省エネ栽培技術を紹介している。電子版パンフレットは、http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/publication/files/nilgs-corn2014.pdfからダウンロードできる。冊子タイプは、都道府県を通じて地域の普及担当部署に配布する予定。また、希望者は、同研究所にFAX(0287-37-7132)で申し込み(部数に限りあり、先着順)。