米・麦・土壌中の放射性元素の分析データを公開
:農業環境技術研究所(2014年12月25日発表)

 (独)農業環境技術研究所は12月25日、全国各地で採れた米、麦とそれを栽培した土壌に含まれる放射性元素のストロンチウム90とセシウム137の1959年からの分析データを一般公開したと発表した。

 これらの元素は、ともに核分裂の際に生成される人工の放射性核種。同研究所は、1959年から国や都道府県の試験研究機関の協力のもと米・麦・土壌中の両元素の濃度を農耕地の作物と土壌の安全性に関する情報の一つとして計測し続けている。

 今回その両元素の1959年から2012年までの経年変化が分かる分析データを同研究所のホームページ上で公開した。

 公開されたデータは、ストロンチウム90とセシウム137の北海道から福岡県まで15都道府県の太平洋側と日本海側で採取した試料の計測値と全国平均値を数値と折れ線グラフとで示している。同研究所は、順次新しいデータを附加していく予定という。

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