(独)物質・材料研究機構は11月13日、今年度の英国の「サー・マーティン・ウッド賞」を同機構磁性材料ユニットの林将光主任研究員が受賞したと発表した。
林主任研究員は、同ユニットのスピントロニクスグループに所属し、ストレージ・メモリーデバイスの開発につながる研究で、強磁性体の磁化を電気的に操作する技術開発への貢献が高く評価された。
この賞は、英国の科学機器メーカー、オックスフォード・インストゥルメンツ社からの寄付金を基に創設された賞。日本の研究機関で、固体物理や材料科学などの分野で優れた成果を挙げた40歳以下の若手研究者を対象に贈られており、今回が16回目となる。