(独)農業・食品産業技術総合研究機構の中央農業総合研究センターは11月19日午後12時45分から名古屋市(愛知県)中区の電気文化会館で平成25年度東海地域マッチングフォーラム「新技術の導入による化学肥料節減の推進」を開催する。このマッチングフォーラムは、農業現場と研究者とが双方向で意見・情報交換を行う場で、堆肥などの地域資源の評価・利用などで、施肥コスト減や環境負荷低減につながる肥料開発の現状などを紹介・意見交換をする。
主なプログラムは、「低コスト養水分管理システムによる化学肥料削減」に関して、▽日射式拍動灌水装置による露地野菜での減肥栽培(近畿中国四国農業研究センター)▽岐阜県東濃地域におけるナス独立袋栽培での拍動灌水装置の利用( 岐阜県中山間農業研究所)▽日射式拍動灌水装置を利用した傾斜地茶園での水管理と減肥(農業環境技術研究所)▽てん茶園における点滴施肥の長期継続栽培(愛知県農業総合試験場)などが紹介される。また、「家畜ふん堆肥中肥料成分の活用による減化学肥料栽培」については、▽堆肥を原料とした複合肥料の開発経過について(朝日工業(株))▽高窒素鶏ふん堆肥の製造技術((有)鈴鹿ポートリー )▽さらなる窒素付加と微小ペレット化による利用しやすい肥料の開発(三重県農業研究所)▽窒素付加鶏ふん微小ペレットによる水稲栽培(三重県中央農業改良普及センター)などの成果発表があり、続いてパネルディスカッションが行われる。閉会後に技術相談も。参加費は無料。事前登録ページからできる限り事前登録を。11月12日締め切り。問い合わせは、同研究センター業務推進室交流チーム(TEL029-838-7158)へ。
No.2013-39
2013年9月30日~2013年10月6日