東工大・細野教授に2013年度「NIMS賞」
:物質・材料研究機構

 (独)物質・材料研究機構(NIMS)は5月9日、2013年度の「NIMS賞」を東京工業大学フロンティア研究機構の細野秀雄教授に贈ると発表した。
 同賞は、物質・材料に関わる研究で優れた業績を挙げた研究者を世界各国のトップ研究者からノミネートしてもらい、中立の有識者からなる委員会が最終選考を行い、受賞者を決めているもの。前回の2012年度は、英国ケンブリッジ大学のハリー・バディーシャ教授ら英米の3氏が受賞している。
 細野教授の研究分野は、無機材料科学、透明酸化物半導体、ナノポーラス機能材料、無機光・電子材料、超電導物質、磁気共鳴と多岐にわたり、高性能ディスプレイを実現した薄膜トランジスタの発明や、鉄系超電導体の発見が高く評価された。
 同機構は、毎年世界トップレベルの研究者をつくば市(茨城)に招いて材料科学・ナノテクノロジーの最新の成果を発表する「NIMSコンファレンス」を開催しており、その会期(7月1~3日)初日の1日に、つくば国際会議場で細野教授の「NIMS賞」受賞式と受賞記念講演を行う。

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