モンスーン地域の農業環境研究の連携を強化
―9月24日から4日間、つくば市でシンポジウム
:農業環境技術研究所

 (独)農業環境技術研究所は8月15日、アジアのモンスーン(季節風)地域における農業環境研究の連携強化を図るための方策を議論する「MARCOシンポジウム2012」を9月24日から27日まで農林水産省、茨城大学農学部の後援を得てつくば市(茨城)のつくば国際会議場(エポカルつくば)で開催すると発表した。
 MARCOは、「モンスーンアジア農業環境研究コンソーシアム」の略称で、2006年に発足、定期的な国際シンポジウムの開催、研究者の招へい・派遣などを行っている。
 モンスーンアジアは、ユーラシア大陸と太平洋、インド洋の間に生じる季節風で、世界の総人口の60%がこのモンスーンアジア気候のもとで生活している。
 今回のシンポジウムのタイトルは、「モンスーンアジアにおける農業環境研究の課題と連携強化」で、関係する国内外研究機関から専門家を招へいし重要研究課題に関する最新の情報交換と議論を行うと共に、モンスーンアジアにおける農業環境研究のさらなる連携強化のための方策を議論する。
 参加は、無料。使用言語は、英語。
 主なプログラムは、▽ワークショップ‐1:モンスーンアジアの農業と気候変動―適応策・緩和策・将来予測 ▽同‐2:モンスーンアジアにおける遺伝子組換え作物のバイオセーフティーと開発―現状と将来の展望 ▽同‐3:アジアにおける土壌情報活用の新たな局面 ▽同‐4:モンスーンアジアにおける農業環境研究の連携強化
 問い合わせは、同研究所 連携推進室(TEL029-838-8181)へ。

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