(独)農業生物資源研究所は1月19日、平成24年度に行う遺伝子組換え作物の野外栽培予定を発表した。
同研究所が隔離ほ場を使って遺伝子組換え作物の「第1種使用」と呼ばれる野外での栽培試験を始めたのは、平成16年。以来着実に栽培を重ねてきたが、平成24年度はつくば市(茨城)にある同研究所の隔離ほ場、一般ほ場の両ほ場で5月から9月にかけ4回の野外栽培を行う計画。
隔離ほ場で行うのは、「スギ花粉症治療イネ」と、「複合病害抵抗性イネ」の栽培で、実施期間は共に5月中旬から9月下旬まで。
一方、一般ほ場で行うのは、展示用で、「除草剤耐性ダイズ」を6月上旬から9月下旬にかけ、また「害虫抵抗性及び除草剤耐性トウモロコシ」を5月上旬から9月下旬にかけそれぞれ栽培する。
No.2012-3
2012年1月16日~2012年1月22日