筑波大学とNECビッグローブ(株)は1月19日、学生が開発したスマートフォン向けのライフログのアプリケーションソフト「REAL10」をAndroid Marketで公開すると発表した。アドレスはhttp://market.andoroid.com/details?id=ip.tfk.real10。
ライフログは、日々の生活における行動や体験を映像、音声、GPS(全地球測位システム)による位置情報などによってデジタル情報として記録しておくこと。19日公開したライフログアプリ「REAL10(リアジュー)」は、大学生向けのソフトで、筑波大学がNECビッグローブの支援を得て進めている企業との連携教育プロジェクト(大規模コンテンツプロジェクト)のもとで学生が開発した。
発表によると、REAL10の特徴の一つは選択方式による行動の記録。勉学、サークル、飲み会、バイト、旅行など10のカテゴリーから行動を選択することで簡単に記録でき、コメントを入力したりもできる。また、アバタ―(画面の中のユーザーの分身)で自分の行動を視覚的に振り返ることができる。
もう一つは、友人の行動に対する「うらやましい」という気持ちを若者特有の表現で伝える“リア充爆発しろ!”ボタンの提供で、1から10のポイントでうらやましい気持ちの度合いを表現できるという。
今回のREAL10の公開は、大規模コンテンツプロジェクトにおける成果を一般向けに提供する初めてのサービス。筑波大では今後、一般向け公開サービスの増大を目指すと共に、実践的ソリューションを提供できる研究者、高度技術者の育成に力を入れていきたいとしている。
No.2012-3
2012年1月16日~2012年1月22日