(独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月14日、果樹園の軽労化に貢献する高所作業台車を(株)サンワと共同開発したと発表した。 果樹園では、授粉、摘果、収穫などの高所作業が労働時間の約6割を占める。その高所作業には、脚立が広く使われているが、不安定で危険を伴う上、持ち運びに労力を要することから、脚立に代わる高所作業台車が求められている。 新開発の高所作業台車は、4輪の走行・操舵方式で高い機動性を持ち、高さ4mまでの高所作業ができる。軽トラックに積んで移動でき、動力源は2個直列の12Vバッテリー。自転車と同じようなハンドルが付いていて、園内を自由に動き回れる。 青森県産業技術センターりんご研究所、福島県農業総合センター果樹研究所の協力を得て現地試験も済ませており、平成23年度に市販される予定という。 詳しくはこちら |  |
新開発の高所作業台車(提供:農業・食品産業技術総合研究機構) |
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