宇宙ステーション補給機2号機、打ち上げに向け全機結合を完了
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月2日、宇宙ステーション補給機(HTV)2号機の電気的・機械的な全ての結合(全機結合)を完了したと発表した。
 HTVは、高度約400kmで地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を運ぶために日本が開発した無人宇宙輸送機。H-IIBロケットで同機構の種子島宇宙センター(鹿児島・種子島)から打ち上げ、搭載する補給品をISSに移した後、不要になった実験機器などを積み込んでISSを離脱、地球の大気圏に再突入して燃え尽きる。HTVは、全長約10m、直径約4.4m、自重約10.5tの筒型で、約6tの補給品をISSに届けることができる。
 すでに、1号機(初号機)は、昨年9月に打ち上げてISSへの物資補給に成功している。それに続くのが今度の2号機で、2011年1月1日から2月28日までの2010年度冬期にH-IIBロケット2号機で打ち上げる。
 今回の全機結合完了で、打ち上げに向けた準備は最終段階に入り、この後総合的な機能確認を行う全機点検に入る。

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全機結合を終えたHTV2号機(提供:宇宙航空研究開発機構)