「森林理水試験地データベース」を公開:森林総合研究所

 (独)森林総合研究所は11月4日、森林に降る雨の量と流出量をモニタリングしている全国5カ所の同研究所所管の森林理水試験地の降水量・水流出量データを同研究所のホームページで公開したと発表した。
 我が国で森林水収支の観測が始まったのは、20世紀の初頭。その後全国各地の森林流域に「森林理水試験地」と呼ばれる降水量と流出量を観測する施設が作られ、その一部を引き継いだのが森林総研で、北は北海道の定山渓、南は宮崎県の去川など全国5カ所の森林理水試験地で観測を行っている。
 今回公開した「森林理水試験地データベース」は、略称を「FWDB」(Forest Experimental Watershed Databaseの略)といい、試験地や流域に関する情報と降水量・流出量の水収支データと、データについての詳しい説明、で構成され、森林総研のホームページから簡単にアクセスできる。申請すれば電子ファイルをダウンロードすることもできる。問い合わせは、同研究所企画部(TEL 029-829-8130)へ。

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